1.巻線(マグネットワイヤ)とは
インダクタンス(巻線などにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質)を利用する為に、電線を巻いたものをコイル(インダクタ)と言い、この時に巻かれた電線を巻線と呼ばれます。
2.巻線(マグネットワイヤ)の種類
- 絶縁被覆の種類:
- ①線材に絶縁材料を塗って焼付けるエナメル線(塗装線・焼付線)
②線材に紙、フイルム、糸などを巻いて絶縁被覆する(横巻線とも言う)。 - 形状の種類:
- ①丸線
②平角線 - 主な使用線材:
- ①銅線
②アルミ線
巻線は使用用途に合わせて絶縁被覆材、線材の形状、線材を組み合わせて製造します。
<主な記号>
PVF:ホルマール銅線
UEW:ポリウレタン銅線
PEW:ポリエステル銅線
EIW:ポリエステルイミド銅線
AIW:ポリアミドイミド銅線
3.巻線(マグネットワイヤ)の用途
主に自動車、冷蔵庫、クーラー、扇風機、パソコンまたは変圧器に使われています。
4.巻線(マグネットワイヤ)のご提案
巻線(マグネットワイヤ)の製造メーカーは【古河マグネットワイヤ株式会社・日立金属株式会社・住友電工ウインテック・株式会社ユニマック等】がございます。
弊社のご提案する巻線(マグネットワイヤ)メーカーは台湾での大手電線メーカーである【太平洋電線電纜股份有限公司(以下太平洋電線)】をご提案いたします。
太平洋電線は日本ではあまり馴染みがないかとは存じますが台湾国内は当然のこと北米や欧州への自動車メーカーやそれ以外の企業への輸出実績があります。
太平洋電線とは
1950年4月設立 台湾で最初の電線・ケーブル製造会社です。
1960年に住友電工の技術提携を受ける。1989年には大溪工場にて低圧、高圧の電力ケーブル、通信ケーブル、光ファイバケーブル、裸線、アルミ線を製造。桃園工場ではエナメル線や被覆付電線を製造。ULをはじめISO9001、ISO14001など多くの規格を取得しております。
1966年にはシンガポールにシグマケーブル社を設立、その後タイ、オーストラリア、中国本土の深セン、山東省などにも会社を設立。1977年には【APWC】というホールディング会社を設立しました。APWCはその後ニューヨーク証券取引所に台湾企業として唯一上場しました。
使用実績
台湾国内では電力ケーブルから光ファイバケーブルまで幅広く使用されています。近年では台湾新幹線にも採用されております。
日本向けでは大手電機メーカーP社、Sonyのグリーンパートナーにも認定。
発電機メーカーF電機に採用(数年に渡り品質試験、工場検査、試作を経て採用)。
欧州では自動車メーカー(V社、B社)へも使用されている。
※使用数量、使用箇所についてはユーザーの情報の為開示できません。
お
見
積
り
当サイトは原則として、お客様とは個別見積もりさせて頂いております。品質、納期、価格、その他ご要望がございましたら、気軽にお問い合わせください。また、1本からでも販売可能ですが、数量がまとまれば、ボリュームディスカウントもさせて頂きます。