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電線ケーブル技術資料
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※日立金属製のMLFCの詳細許容電流値はこちら 、
WL1とは
WL1とは日本鉄道車両工業会(JRIS規格)に規定されている車両用600V架橋ポリエチレン電線のことです。WL1に対して1500Vの架橋ポリエチレン電線はWL2と呼ばれます。メーカーによって名称が異なり 日立金属(旧日立電線)ではMLFC、 古河電工はLMFC、 フジクラではLMCFと呼ばれています。 WL1の特長は耐熱性、難燃性、可とう性、耐寒性に優れています。耐熱性がIV電線に比べて優れているので、許容電流が大きく取れるため電線のサイズダウンが出来、コンパクトなスペースでの配線が可能となります。車両の電気配線はもちろん、配電盤、制御盤等の内部配線、モーター用口出線として使用されます。
※画像は日立金属㈱製 600V MLFCの画像を参照
【WL1の特長】
絶縁体(シース)が難燃性架橋ポリエチレンで出来ておりビニルと比較して耐熱性、難燃性、可とう性、耐寒性に優れています。許容電流容量が大きく取れる為ケーブルのサイズダウンができ、コンパクトなスペースでの配線が可能になるだけでなく計量化にもなります。
※理論上はWL1を使用すると1サイズダウン可能ですが敷設状況により異なります。
IV と 600V MLFC600V 許容電流比較 |
|||||||||||||||
サイズ(sq) |
0.75 |
1.25 |
2 |
3.5 |
5.5 |
8 |
14 |
22 |
38 |
60 |
100 |
150 |
200 |
250 |
325 |
【IV】 許容電流(A) |
7 |
19 |
27 |
37 |
49 |
61 |
88 |
115 |
162 |
217 |
298 |
395 |
469 |
556 |
650 |
【MLFC】 許容電流(A) |
22 |
29 |
41 |
56 |
74 |
93 |
134 |
175 |
247 |
332 |
455 |
604 |
717 |
850 |
994 |