潤工社は、フッ素樹脂をはじめとしたハイパフォーマンスポリマーの成形加工により、電線・ケーブル、チューブ・継手、フィルム、射出成形品、それらを複合化させた高機能コンポーネンツ製品を提供しています。最先端のフッ素ポリマー開発技術により現在は、医療、宇宙、情報通信、半導体、ロボット、産業機械、エネルギー、輸送など世界中で幅広い産業分野にその技術が応用されています。基本的には受注生産となっており、顧客のニーズによりそったカスタム製品の提供を得意としております。
※ジュンフロンは、潤工社が提供するふっ素樹脂製の電線・ケーブル・チューブの総称です。
フッ素樹脂の特性
近代産業の技術進歩に著しく寄与したフッ素樹脂には、下記の9つの特性ございます。
- 1.耐熱性
- 融点が非常に高くほとんどが200℃以上。連続使用可能温度も150~260℃で、樹脂の中では最高クラスの耐熱性です。
- 2.耐低温性
- -196℃においても5%の伸びを示し、低温での耐衝撃性は、他のどんな樹脂よりも優れています。
- 3.難燃性
- 非常に燃えにくい有機材料で、他の樹脂やゴムが火災をあげる温度でも燃えません。
- 4.低摩擦性
- 摩擦係数がきわめて小さく、PTFEは固体の中で最小の数値約0.04という特性を持っています。
- 5.非粘着性
- 他の樹脂に比べ接触角が非常に大きく、固体材料中最小の表面エネルギーです。
- 6.耐薬品性
- ほとんどすべての化学薬品に対して安定し、侵されたり膨潤したりすることが無く、吸湿性・吸水性も0.00%と、際だった特性です。
- 7.電気絶縁性
- あらゆる樹脂の中で誘電率、誘電正接が最も小さく、周波数、温度によってほとんど影響されません。
- 8.耐候性
- 屋外で長時間使用しても特性の低下が認められません。
- 9.純粋・無毒性
- 学薬品に対して不活性で通常製品に可塑剤などの添加物を一切含まないために溶出物がほとんど無く、化学薬品の純度をそのまま保持できます。
フッ素樹脂の種類と名称について
フッ素樹脂にはPTFEやPFAをはじめとする9つの品種があります。下記の表は電線で主に電線で使用され4つの品種の日本語名称です。
略称 | 名称(日本語名称) |
---|---|
PTFE | ポリテトラフルオロエチレン(四ふっ化エチレン樹脂) |
PFA | パーフルオロアルコキシアルカン(四ふっ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂) |
FEP | パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(四ふっ化エチレンー六ふっ化プロピレン共重合樹脂) |
ETFE | エチレンーテトラフルオロエチレンコポリマー(四ふっ化エチレンーエチレン共重合樹脂) |
潤工社製のフッ素樹脂電線/ジュンフロン電線を取り扱っております。
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